旦那コラム
中米・南米のスペイン語学校留学②
前回、中南米のスペイン語学校の授業形態、料金、申し込み方法について紹介しましたので、今回は、ホームステイ、アクティビティ、実際にスペイン語は身に付くのか、について簡単に紹介します。
ホームステイ
多くの学校でホームステイ先の紹介をしています。たいていの場合は、3食付きです。
滞在先の家族が良いかどうかは、相性としか言いようがないので、あたりはずれはあるのかもしれません。ただ、僕の場合は嫌な家族に当たったことはありません。受け入れ先もホームステイには慣れていますし、中南米の人はおおらかで陽気な人が多いので、快適に過ごせました。
もちろん盗難被害等にあったこともありません。
ただし、彼らは日本語を話すことはないので(英語も話さないと思います)、頑張ってコミュニケーションを取る必要があります。それもまた、スペイン語の練習です。
僕も最初は全く話せないままホームステイしましたが、特に問題はありませんでしたし、辞書を使いながらの会話でも楽しいものです。
アクティビティ
学校によっては、授業後のアクティビティがあります。自由参加で、登山をしたり、観光名所に行ったり、料理教室なんかがあります。
毎日スペイン語学校に通っていると、午後からは暇ということもありますし、みんなと仲良くなるチャンスだったりするので、アクティビティは学校選びの一つのポイントになると思います。
実際にスペイン語は身に付くのか
はっきり言って人によりますが、普通は身に付くと思います。
同じスペイン語学校に通っていても、全然話せない人もまれに居ます。ただし、たいていの場合は多少話せるようになりますし、本当に成績のいい人や長く勉強している人は、流暢に会話できるようになります。
言語学習で大切なことの一つは、どんどんトライして間違えまくり、正しく直してもらう事ですが、マンツーマンなので間違えたって恥ずかしくありません。言語が身に付きやすい環境であると言えると思います。
なお、先生のレベルは学校や人によります。学習の最初の2週間くらいは、英語か日本語が話せる先生が望ましいと思います。その他、教えるのが下手な先生もいることはいるので、そんな時は、学校を変えてしまうのも一つの手だと、僕は思います。
言語学習のコツ(よけいなおせっかい)
最近はだいぶ忘れてしまいましたが、僕は一時期3か国語話者でした。日本語、英語、スペイン語をストレスなく話せました。そんな僕が、言語習得のコツを一つだけ紹介します。
それは、訳さないという事です。
訳そうとすると時間がかかりますし、頭がこんがらがります。同時通訳のプロでも連続して15分ぐらいしか持たないそうですから、会話しながら訳するということがいかに困難かわかります。
訳さないというのは、いわば小さい頃に戻るようなものです。赤ちゃんが日本語を話せるようになるのに、他の言語の助けを必要とするでしょうか。同じように、英語やスペイン語を学ぶのに、日本語の助けはいらないはずです。
なお、小さい頃だから学べるのだという人がいますが、全くそんな事はありません。実際に話せるようになっている人は多くいます。むしろ、この世界に生まれたばかりの小さい頃の方が、学ぶことが多いですから、日本語が話せるようになるまで何年も必要としたはずです。
また、訳そうとすると、日本語で先に話す文章を考えています。ここでは高度な事を考えますから、英語やスペイン語に話そうとする時に、そんな高度な事は話せないわけです。最初から英語やスペイン語で考えていれば、自分の言語能力の範囲内でしか考えられませんから、考えたことがすぐに口から出やすいのです。
日本語でも小さな頃は、その時に知っている語彙だけで話しますよね。高度なことを知らなくても、会話に困りませんでした。
じゃあ、どうやったら訳さずに学習できるのかというと、これも小さな頃に日本語を習得した時と一緒です。人が話しているのを聞いていると、自然に話し方が身に付いてくるのです。その時に訳をしようとすると、かえって他の言語が邪魔をして、学習に遅れが出てしまいます。無心で聞くことは大切なのです。
グアテマラ アンティグアにて
第1話はこちら↓↓↓
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