嫁コラム
嫁推しという幸せ
夫婦仲が良いのは幸せなことだと思います。お互いを思い合って、助け合って、欲を言えばお互いの欲しい言葉を言い合えて…
漫画での私の発言もそうですが、乙女心というのは複雑です。ネットで『乙女心』と検索すれば、だいたい「複雑・面倒くさい・理解してほしい」などの単語と一緒にされています。私のこの「他の子を褒めないで」も、乙女心共感5選にもちろんありました（笑）他にも、「こちらが何も言わなくても察してほしい」や「愛情表現は言葉と行動両方で」などなど…読んでいると女性は必ず頷く内容となっています。
でも、男性側にももちろん意見があると思いますし、私がもし女性の気持ちのまま男性になったとしてもはたして共感5選を意識して行動や発言に移せるかと言われれば分かりません。いや…きっと暫く男性を体験したら「女って面倒くさい」となるに違いありません。
そして、我が家では、『乙女心』を理解されていま………
す！！
旦那がこのコラムを読むから無理やり書いているわけではなく、本当に私の気持ち汲み取ってくれます。漫画の通り、どんなに可愛い芸能人や共通の知人を褒めても、旦那が共感することはありません。なんならその後に、「嫁が一番いい」と言ってくれる満点以上の回答です！他にも、私の洋服やメイクの違いにも敏感で、愛情表現もきちんと言葉・行動でしてくれます。そして、私が何かに困っていて強がりで「大丈夫だから」と言っても、必ず手を差し伸べてくれます（女の「大丈夫」は大丈夫じゃないんですよ～）。
ふぅ…このままではただの惚気話になってしまうので、もう一つ。
気付いてもらえなくても幸せ
「こちらが何も言わなくても察してほしい」は、もちろん気持ちとしては共感できますが、かなり無理があると早々に諦めなければいけません。
私は、昔から模様替えが大好きで、使い勝手のいい家具の配置を日々考えています。
結婚してからしばらく経ったある日、私の化粧品をのせているテーブルの向きを変えたことがありました。私としては「かなり部屋の雰囲気が変わった！」とほくほくしながら、旦那の帰りを楽しみに待っていました。しかし、旦那が化粧品のテーブルが置いてある着替えの部屋に行っても何の反応もない。私は思わず「何か変わってなかった…？」と言ってしまいました。えっ！？と驚いた旦那は、もう一度着替えの部屋へ…しばらくしてから戻ってきても「ん～はっきり分からない」と言われてしまいました。
その時の衝撃は、今後の夫婦生活を大きく…
変えてはいませんが、私なりに工夫をするようになりました。
それは、安直なのですが「気付かないなら言っちゃおう」でした。
お風呂掃除を念入りに頑張った日には、お風呂上がりの旦那に「お風呂きれいだったでしょ」と言ってみたり、ゴミを集めて捨てに行くときに「（ないと分かっているけど）他にゴミないよね～？」と言ってみたり…（笑）旦那も、私の言葉で（無理やり）感謝してくれるようになりました。でも、最初こそ無理やりだったものの、伝えることにより私の生活のリズムのようなものが伝わり、前より旦那は気付いて感謝し、また行動してくれるようになったのです。
これを書くと、一般的な恋人間の乙女心とは大分ズレた『乙女心より面倒くさい主婦心』と思われるかもしれませんが、「気付いて出来れば感謝してほしい！」というのは誰でも抱く感情だと思います。夫婦間の「こちらが何も言わなくても察してほしい」は、共感で終わるものではなく、二人の生活をより良くするための教訓だと思います。
