日常

さぐりあいの点滴

コラム

入院案内に書いていない持ちもの

 

それは「医療従事者に対しての気遣い」ですかね。

え?上手いこと言おうとするなって??でも、絶対必要だと思うんですよね…。

 

入院して体も心も大変な中、周りに当たってしまう人ってやっぱり居るんです。

私は結構、看護師さんに対して無茶な要求をしたり、横柄な態度を取る人を見たことがあります(もちろん自分のことでいっぱいいっぱいなら仕方ありませんが…)

 

まあ…こんな偉そうなこと言いましたが、私も反省した一人です。

 

子どもの頃、入院中に母親からCDプレーヤーを買ってもらったことがありました。

待ち合いロビーにあるのは、大人向けの雑誌や漫画ばかりで、私の心の拠り所は、そのCDプレーヤーだけでした。

 

そのCDプレーヤーを肌身離さず持ち続け、寝てる時でもイヤホンをしている状態でした(かなり電池代がかかったことでしょう。)

でも、音漏れしないように音量は小さめで、周りの声や生活音は聞こえている状態でした。

 

ある日、看護師さんが検温にやってきて、私に体調を確認しました。

「あ、大丈夫です…」と言っても、看護師さんは無言で、なんなら睨まれたような気さえしました。

私はその時の看護師さんの態度が信じられなくて、かなり動揺したのを覚えています(10年以上経った今でも、その時の看護師さんの顔は忘れられません)。

 

まあ、お察しの通り…

私はそのCDプレーヤーのイヤホンをしたまま話してたんですよね~。

今で言う「スマホの画面を見たまま相手の話を聞く」みたいなものでしょうか。

私、あれが大っ嫌いだったりします…(笑)

 

看護師さんがいなくなった後、それに気付いた私は、子どもながらにか!な!り!反省しました。

きっとあの時、私がどんなに気遣った口調であっても、イヤホンひとつで横柄な態度に見えたことでしょう…。

 

その出来事を思い出す度に、恥ずかしくて恥ずかしくて…(今でも)、反省した私はそこから頻繁にイヤホンを外すようになりました。

あから様な態度で、きっとあの時の看護師さんは笑っていたかもしれませんが、

私なりに「周りにもっと目を向けて、気遣いが出来るようになろう」と真剣に思いました。

 

はあ…きっとどこかで「こんなに子どもで入院してるの私!大変なの!」みたいな態度だったんでしょうね~。

あの時の看護師さん、気付かせていただき本当にありがとうございました…!!!

 

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