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株式投資の失敗談(投資期間編)

旦那コラム

投資をどれくらいの期間するか

 

漫画でも説明しましたが、投資をする前には、短期~長期のどの期間で投資をするのか自覚することが大切です。

特に株式投資においては、ここの部分がしっかりしていないと、投資がブレてしまい、大きな損失を出すことにもつながりかねません。

僕も初心者なので失敗をした訳ですが、同じ初心者の人にその時の体験を実際のチャートを示して説明することで、同じ轍を踏むことのないように、参考にしていただければ幸いですね。

シナリオが崩れる

なぜ投資期間を定めて守ることが重要かというと、シナリオが崩れるのを防ぐためです。

株を買う時には、買う理由があるはずなんですよね。

例えば、業績が良くて会社が成長期にあるとか、将来的に技術や社会の発展に寄与する会社であるとかです。

こういう場合はいずれ株価は上がると思っているので、長期での購入となるでしょう。

或いは、一時的に商機につながるようなニュースが出たり、日経平均やTOPIX等の市場全体が短期的に上昇している時も、株を買う理由になりますよね。

こういう場合は今は株価は上がるけど、その先の判断材料はないので、短期での購入となるでしょう。

この長期・短期でのシナリオを途中で変えてしまうと、買う前に考えていた想定(すなわち買った理由)と運用がバラバラになってしまって、投資を失敗してしまいがちです。

長期の体験談

以下が長期投資をして失敗した時のチャートです。(出典 Trading View)

赤矢印の所で買い、青矢印のところで売りました。

この会社は過去の業績もよく、それほど大きくない会社で今後の成長も期待できました。利益に対する株価も割安で、いずれ水準訂正があれば、株価が上がっていくだろうと考えていたんです。

だから、長期投資のつもりで株を購入しました。

でも、青矢印のところで短期的に下がったことで、もっと下がるんじゃないかと思って、慌てて売ってしまいました。

株価が短期的に下がっても、企業の価値に変化があるわけではありません

買った理由である、業績が良好で今後の成長に期待できるという点も、変わっていません。

シナリオは崩れてないんですよね。

なので売るべきではなかったのですが、長期と短期をごっちゃにしてしまい、下がったら売らなきゃという考えの元で売却してしまいました。

その後、想定どおりムキムキに株価は上昇し、儲けそこなったというわけです。

長期投資で売る時は、シナリオどおりに運用して利益を確定する時や、業績悪化等で当初のシナリオと変わってしまった時であって、細かな株価の動きは気にする必要はないのです。

短期の体験談

以下が短期投資をした時のチャートです。ちなみにこの時は成功しました。(出典 Trading View)

赤矢印の所で買って、青矢印のところで売りました。なお下の数字が日付で、株を持っていたのは実質1日だけ(土日を挟んでいますが)でした。

この会社は旅行会社ですが、コロナウイルス流行の中、冴えない株の動きをしていました。

しかし、政府がGoToキャンペーンという、旅行代の一部に補助を出すというニュースを出したため、株価が上昇したんです。

僕はもともと旅行が好きなので旅行会社のことも気にしていて、コロナウイルスが収まってGoToキャンペーンが実施されれば、株価は上昇するだろうと考えていました。

ただし、GoToキャンペーンは一時的な補助制度であり、旅行会社の業績を将来に渡って向上させるものではありません。

市場はGoToキャンペーンを良い材料と判断し、一時的に株価は上がるだろうけれど、長くは続かないと考えていて、短めの投資になるだろうと考えていました。

そのため、次の日に下がる傾向が見えた時にすぐに売ってしまったんです。

ここで「この会社は本質的に良い会社だから、もっと上がるだろう」というふうに欲をかいてしまうと、その後どんどん下がっているので、損失を出していたでしょう。

本質的に良い会社だから買ったのではありません。補助金制度で一時的に上がるというシナリオを描いて買ったのです。

短期的にしか上がらないと思って買っているので、そのシナリオを守って正解だったというわけです。

なお余談ですが、この株は本当は1日だけでなく、数日は持つつもりでした。しかし、政府の発表が予想より早く、まだコロナウイルスが落ち着いてない時であったので、世間の反感を買い、制度の運用がしっかり出来ないんじゃないかと考えました。

そうなると少しシナリオが崩れてきます。補助金制度で旅行が増えるので良い材料だと思っていましたが、そうでもないかもしれないと思ったのです。

他の旅行会社の株も落ち始めていたので、いずれこの株も落ちるだろうと考えて売りました。

買う時も売る時もちょうど昼休み時間だったので、上手く飛び乗って逃げ切れましたが、それ以外の時間だったら仕事をしていて値動きに気が付きませんでした。数時間ずれただけで損失につながっていたので、やはり僕のように本業がある人は短期には向かないなあと改めて感じました。

まとめ

以上、投資をする時は事前にどの程度の期間で株が上昇するのかというシナリオを描いておくことが重要です。

そして、それを途中で変えてはいけません。

そうすると、買った理由と持っている理由がちぐはぐになってしまうからです。売り時を間違えてしまって損失を出してしまう恐れもあります。

なお、ここでチャートを紹介した2社について、僕はもう売ってしまってもっていませんし、購入をすすめるものではありません。これからどんどん下がる可能性もありますし、すごく上がる可能性もあると思っています。

 

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